釣ったシーバスを食べる!!食べてみて分かった衝撃的事実とは!!?

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シーバスを、食べる!!

近年、ますます盛り上がりを見せるシーバスゲーム。
関東方面を中心に、手軽に始められるデッカイ魚が釣れるという事で、非常に魅力ある魚である。

正式名称はスズキ(鱸・丸鱸・マルスズキ)

出世魚の代表的な魚で、地域によって呼び方が変わるが【セイゴ⇒フッコ⇒スズキ】と成長していくのが一般的。

ルアーフィッシングでスズキを狙う時限定で、その名が『シーバス』に変わる。
ブラックバスに姿形が似ていることから、【海にいるバス=シーバス】になったと言われている。(諸説ある)

釣りプロを中心に、キャッチ&リリースを前提としたゲームフィッシングとして認知されているのが一般的であるが、スズキは、昔から鯛やヒラメと並ぶ白身魚の代表格であり、特に夏に旬を迎える白身魚としては貴重な存在で、季節によっては高級魚に分類される。

果たして、シーバスは美味しいのだろうか!?

ひでごん

美味しく食べるには、しっかりとした血抜きは必須!!

食べてみて分かった、シーバスの味!!

まずはじめに、私はシーバスを食べる派です。
釣れたら殆どの場合は持ち帰ります。

だからこそ分かる事、シーバスは個体によって味が全然違うという事です!!
それと、季節やサイズによっても味や食感が全然違います。

その味の違いが、色々と過去を思い返すと分かってきたことがあるので、こちらで記事にしたいと思います。

ポイント
  • シーバスは個体によって味が違う
  • 季節によっても味が違う
  • サイズによっても味が違う

臭いの原因はボラだった!!?

まさに『旬』というシーバス。しかし、臭かった…

ある時、私は旬のシーバスを釣りました。

時期にして6月下旬。
夏に旬を迎えるスズキにとって、まさにベストな個体でした。

丸々と太ったその個体は、旬と呼ばれるに相応しく立派な姿をしております。
お腹を捌くと、包丁の切れ味が悪くなるくらい、脂で満たされており、捌きながらヨダレが出そうなくらい美味しそうな魚でした。

ですが、食べてみると臭いんです。。。
刺身ではまだ平気なのですが、火を通すと強烈に臭くなる。

脂が乗り過ぎていてとてもくどく、更にその脂が臭い事で食欲が一気に萎えるくらいです。

8月、サヨリを食べていたシーバス。こいつは美味かった!!

またある時、私は別のシーバスを釣りました。

季節は8月。
先に述べたシーバスと同じくらい立派な個体でした。

お腹を捌くと、同じように脂が乗っていて、見るからに臭そうでした。(前述の例の後でしたので…)

意を決して食べてみると、全く臭みが無いんです。
刺身では勿論の事、火を通してみても嫌な臭みが全くない、本当に美味しいシーバスでした。

この2匹、明確な違いが1つだけありました。
それは、ベイトです。

前者のベイトはボラ(ハク)、後者はサヨリです。
実はこれ以外にも思い当たる節は沢山ありまして、美味しいと感じるシーバスは全て、ベイトがボラ以外でした。
ベイトがイワシの時のシーバスは、最高に美味しいと感じます。

反対に、ボラを食べているシーバスはほとんど例外なく臭かったのです。

面白い事に、河口付近にいるシーバスでも、イワシが入ってくる時は美味しいし、ボラの時は不味い。
味の変化は、釣れた場所ではない事が明らかです。

シーバスにとって、ボラは好きなエサではない。
『ボラ=非常食』というのは、今や当たり前の常識になっていますが、ここら辺が影響しているのかもしれません。

いずれにしても、ベイトが明らかにボラ(ハク・イナッコ含む)である場合、味は落ちると思います。

冬のシーバスが『不味い』のは間違い!!?

ハタハタパターン!腹からはブリコが。美味かった。

スズキの旬は夏です。
スズキは、冬に産卵期を迎え夏~秋の間に栄養を蓄えます。
だから、夏は脂が乗って美味しいのです。

反対に秋~冬の間は、『栄養が生殖器官に持っていかれるため、脂が乗らず不味い』というのは常識です。

確かに、冬のシーバスはあまり脂が乗っていません。
しかし、それが不味いというのは間違えではないかと感じます。

冬はシーバスの産卵期です。
しかし、一定の確率で産卵に回らない個体というのが存在しており、冬に釣れるシーバスはそいつらのようです。

お腹を捌くと、確かに卵や白子がたっぷりの個体ばかりです。
同時に肝もパンパンです。

私の地域では、冬に釣れるシーバスはイワシかハタハタがベイトである事が多いです。
間違いなくボラ以外です。
つまり、美味い!!w

脂の乗り方は少し落ちますが、あっさりしていて刺身は勿論、フライや天ぷらでも良い感じになります。
ムニエルにしても勿論美味しい。

魚が苦手な家族がいる場合、逆に冬のシーバスの方が、ある意味魚らしさが無くおススメかもしれません。

ランカーサイズは食べちゃダメ!おススメは50~60センチ!!

89センチのランカーシーバス!ゴムみたいだった!!汗

シーバスが美味しいサイズは、50~60センチのフッコサイズです!

大切な事ですのでもう一度。
60センチまでのシーバスが一番美味しいです!!

逆に、80センチ以上のランカーサイズは大味になってしまい美味しくないです。
大味なのも勿論ですが、身がゴムのように硬くなってしまいます。

これは実体験なのですが、ある時、89センチのシーバスを釣りました。
我が家にとって、初めてのランカーシーバスが食卓に並びました。

釣り上げたランカーシーバスは、アクアパッツァになりました。
味付けは最高でした!
しかし、旬であったはずのシーバスの味にうま味が少なく、何よりもゴムのように硬い!!
硬すぎて顎がすぐに疲れてしまい、家族には大不評!!
『二度とスズキを釣ってくるな!』とまで言われてしまいました…

それからは、滅多に釣れないですが、ランカーシーバスは全てリリースするようにしています。
持ち帰るのは70センチ台まで。
特に60センチ未満は、味も詰まっている感じがして、身も柔らかく、家族からは好評です。
ベイトがイワシであれば、尚良しです!

持ち帰るサイズが小さくても、馬鹿にしないでください!
小さい方が美味しいんですから!!w

まとめ

シーバスのムニエル・ホイル焼き・刺身

いかがでしょうか。
私が感じているシーバスの味について解説をいたしました。

シーバスはとても美味しい魚です。
刺身が特に美味しいと感じます。

しかし、ベイトやサイズによっては不味く感じる事も多いです。
それもまた、シーバスの楽しみ方の一つなのかもしれません。

あなたのシーバスゲームが、楽しい釣りになる事を、心よりお祈りいたします。

コメント

コメント一覧 (1件)

  • ランカーサイズでもめっちゃ美味い個体は多いですよ〜
    釣ったとこの状況でだいぶ違うと思います。
    50.60が美味いとか言うとリリースサイズをバンバン持ち帰る輩が増えるのでやめてもらいたいです!

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