15ツインパワーの買い替えを決意しました。
…大変悲しい話です。
私が本格的に釣りを始めて、始めて購入した高額リールです。
その名は『15ツインパワー 3000HGM』。
その思い出とともに、ここに記録として残したいと思います。
思えば、それほど多くの魚を釣らせてあげられなかったかもしれません。
それは単に、私の力不足の他何者でもありません。
それでも、数多くの記憶に残る魚と出会わせてくれました。
購入したのは17年10月。
私が中国出向から帰国し、そのヘソクリで購入すると密かに決めていたリールであります。
購入して初めて手に取った時の興奮は今でも覚えています。
妻に内緒でイケナイコトをしたドキドキと、ツインパワーというブランド、そして今までに味わったことのない、何とも言えないヌルヌルとした巻き心地。
冗談ではなく、30分くらいずっと巻き続けてニヤニヤしていたのを昨日のように思い出します。
このシーバスは89センチ。
恐らく私自身でも2度と釣れることがないであろう巨大シーバスでした。
ルアーはレスポンダー109f。
それ以来お気に入りのミノーです。
急に土砂降りの雨が降ってきたタイミングで、びしょ濡れになりながら約10分の格闘の末にキャッチ。
ゴムのような身質に家族の評判は大不評で、それ日以来、巨大シーバスは持ち帰らないと決めたシーバスでもあります。
心臓のドキドキとドラグの音が今でも蘇ります。
このシーバスは、自分の中で何かを発見したシーバスでした。
なんてったって、袋小路の超小場所。
誰もこんなところで狙う人はいません。
「シーバスって、こんな所にもいるんだ…。」それを教えてくれたシーバスです。
ちなみにこれもレスポンダー109fでした。
このシーバスは、タックルバランスの大切さを教えてくれたシーバス(?)
当時、ハタハタパターンタックルのバランスに不満を感じていた私。
試しにと思い、ハタハタ用の12アルテグラ4000番ではなく15ツインパワーを持ち出しました。
アルテグラとの剛性の違い、ベールの安定感、ドラグ、キャストフィール、何から何まで快適でした。
MHクラスのタックルバランスの悪さに、ゴリ巻きも出来ず、シーバスを暴れさせたい放題。
あの時のハラハラドキドキ感は今では思い出です。
このキャッチで、リールや道具の大切さを知りました。
これをきっかけに20ツインパワーの購入を決意、それがまさか15ツインパワーを手放す原因になるとは、当時は思いも寄りませんでした。
このアジは、なんと38センチあります。
ジグサビキでやっていた、その時のリールはたまたま15ツインパワーでした。
隣のおっちゃんが「イナダが釣れたんや」と言っていた直後のヒット。
私もイナダかと思っていました。
水面に顔を出した直後でも、シルエットの大きさにイナダと確信。
それがなんと巨アジだったとは…。
思い出に残る魚と出会った時、その時に装着していたリール、それが15ツインパワーでした。
なぜ手放すのか、それは、15ツインの重さに気付いてしまったから。
その原因は、前述のとおり20ツインパワーを買ったからです。
20ツインパワーに、個人的な思いは薄いです。
15ツインに比べると微塵もありません。
しかも半プラという、ツインパワーという名機を裏切った(?)リールでもあります。
買った時、15ツインパの方が巻き心地も良かったんです。
そう、グリスが馴染むまでは…。
ハッキリ言って、20ツインパワーは軽すぎます。
巻きも重さも…。
そして、強い。
鉄板バイブを速巻きして、こんなに快適になるとは思いませんでした。
20ツインパワーが、良すぎるんです!
もう、15ツインパワーには戻れないかも…。
いや、でも22ステラが出るまでは使い続けよう。
20ツインパの方が快適だよ?何のために使い続けるの?
3000番手があってるから。
20ツインパ4000と同じ重量、重い巻き心地、飛距離が出ない。
なんで使う?
…好きだから!!
じゃあ、あと1年、15ツインパワーで我慢できる?
我慢できないという結論になりました!!w
候補はまだ決めてません。
買ったらまたご報告させていただきます。
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