２０２２年釣行記２８　寺泊サーフシーバス釣行（人の尊厳を失った日）

はじめに

この記事は、読む方によっては大変不快な気持ちにさせてしまうかもしれません。
とても気持ち悪い表現や、時には吐き気を催す内容が記されています。

具体的に話すと、うんこを漏らしたという話です。

そのような話が苦手な方は、ここでブラウザを閉じる事をお勧めします。

繰り返します。
うんこネタが苦手な方は、今すぐ画面を閉じてください。

11月13日、人の尊厳を失った日

11月13日の早朝、寺泊へサーフシーバスに行ってきました。

前日に友人がシーバスを上げたという画像が送られてきた事。
また、ベイトのイワシが水面をピチャピチャやっていたという情報を得たので、何か釣れるだろうと思っての釣行です。

ところで、皆さんは釣りに行く時、『これだけは絶対にやってはいけない』という掟はありますか？

私はあります。
それは、前日にラーメンを食べるという事です。

私はラーメンが、とくに燕三条系の背油系ラーメンが大好きなのですが、これを食べるとほぼ１００％の確率で次の日にお腹を下します。
なので、釣りに行く前の日は何があってもラーメンを食べてはいけないのです。

その掟を破って、私は前日にラーメンを食べてしまいました。
（ちなみに食べたのは二郎系の全マシです、もちろん脂増し）

暗い時間でバイト

前回の釣行同様、昔のホームにやってきました。

時刻は4時半。
朝マズメまでは1時間ちょっと。
前日釣れた情報は5時半だったらしいです。

予報通り強めの追い風だったため、ベイトが沖に流されていないか心配していましたが、その心配はどうやら的中してしまった模様…。

強めの風にして完全なるベタ凪。。。
ミノーを数投投げましたが、どう考えても水面でアピールした方が良さそうだったので、水面系のルアーを投げます。

最初に投じたのはガボッツ90。
アタリは全くありません。

次に投じたのはスウィングウォブラー85S。
ここで複数回のバイトを感じました。
1回はベイトかゴミに当たったような感触でしたが、その後は『ゴン』といった明確なバイト。

でもサイズは小さかったようです。
残念ながらフッキングには至らず…。

ここで私の体に異変が生じます。

若干の心配が頭を過ぎりますが、魚からの反応があったこの場所で引き返せるわけありません。
私は不安を感じつつ釣りを続行しました。

朝マズメにチェイス有り

辺りが明るくなってきました。
前回やれなかった朝マズメの到来です！

すると目の前に、小さなベイトが若干逃げ惑う様子が見えました！
すかさず食わせのミノーであるブローウィン80Sを投げます。

その一投目。

目の前でバイト！！
残念ながらフッキングには至らず…。。。

しかし、波打ち際でピックアップ寸前にやや小さめな波紋が反転して沖に逃げていく様子が見えました。
チェイスです。

残念ながらその時は来ませんでした。
生命反応が感じられたのは、朝マズメのその一瞬だけ。
その後は何をやってもベイトの反応すら感じられない時間だけが過ぎ、帰る時間となったので納竿としました。

地獄の７分間。そして…

この場所から駐車場までは7分。
そこからトイレまでは…

残念ながらボウズで釣りを止めた私は、車が停まる場所まで7分間のお散歩を開始しました。
サーフには何人かの釣り人がやっていましたので、釣れているのか状況を確認しながら帰ろうとしていました。

1人目の後ろを通過したころ、忘れていた【アイツ】が突然襲ってきたのです。

このヤバさは、釣行中に感じていた異変とは比べ物にならないくらい、ヤバいものでした。
語彙力が乏しく正確なヤバさをお伝え出来ないのが大変残念ですが、端的に言うと、希望が全く見えないヤバさでした。

しかもここは砂浜。
大変歩きにくいうえに私のウェーダーはフェルトタイプで水分を吸って足元が重くなっており、急ぐことも難しい。
走れば振動で【アイツ】が下に降りていくし、一瞬でも気が緩めばそりゃ大変です。

なんで砂浜を迂回するルートを選んだのだろう。
もう一つの最短距離の道を選べば、草むらに隠れて青空○×をする事も出来たのに…。

後悔しても後悔しきれない。
私は苦悶と真顔と絶望の入り混じった複雑な顔で、極力振動を与えないように歩いています。

何とか耐えて、砂浜のコースを通過しました。
でも、ここからが短いようで長い。
時間にして３分。

私の車が見えてきました。
真っ暗な絶望の底に、微かな希望という光が見えた瞬間です。

しかし希望が見えた時、人間というのは僅かに気が緩みます。私は達人ではないのです。
【アイツ】は、その一瞬の気の緩みを見逃してはくれませんでした。

この日最大のヤバさに、私は思わず声が出てしまいました。
更に、最短距離でピーする為のシミュレーションを行った時、絶望の底へ突き落されるのです。

ウェーダーを脱いで靴を履く時間、約1分。
そこからトイレまで1分。
私は2分のアディショナルタイムを計算を全く考えていませんでした。

絶望的な気持ちに苛まれながらも、辛くも車まで到着。
もう普通に歩く事も出来ません。

独特な格好でトランクを開け、全く無駄のない動きでフローティングベストとウェーダーを脱ぎ捨て、靴を履き、ロッドを車内に放り投げます。
私の頭の中は、最早便器の形しか考えられませんでした。

車の鍵を締めたか締めなかったのか。
私は目を見開き、一心不乱にトイレへと歩を進めます。

まとめ

人間、やめます。。。

使用したタックル

ダイワ ラテオ９６Ｍ

ツインパワー４０００

よつあみ X-braid アップグレード 1.0号