2024年6月3日、寺泊ショアレッドの奇跡
2024年6月3日、寺泊へショアジギングに行きました。
結果は、何とまさかの真鯛!!
マジか!!俺にも釣れるんや!!
そう思ったこの日の釣行。
恐らく、私の釣り人生でも記憶に残る1匹となったと思います。
ありがとう真鯛。
一人でパニックになった姿は、傍から見ると滑稽だったでしょう。。。
- 2024年6月3日、4時00分~5時30分
- 波無し
- 風無し
- ショアレッド!!
6月2日、釣行直前の大誤算!!
この日、私は夜中に釣りに行く予定で組んでいた。
何故なら、直近の大雨で川が大増水をし、寺泊近海の海が濁りアジが大爆釣をしているという情報をキャッチしたからだ。
明日、俺はアジフライを釣ってくる!!
それと、ホタルイカでぶっこんで真鯛を狙う!!
家族にそう宣言をし、私はサビキ仕掛けを準備した。
子供が寝静まったら行く予定だ。
アジフライが食べたい。アジが釣りたい。
何なら、もう揚げてあるアジでも良い。
そして、夜中に回遊してくるであろう真鯛を、一度でいいから狙ってみたい。
そんな気持ちだ。
シクシク…(泣)
パパ、行かないで…
私は夜中の釣行とアジフライと夢の真鯛を諦め、早朝にサゴシとかマゴチとかを狙う事にチェンジした。
サビキは辞める!!
何か釣る!!
シーバスから始まる某釣り場
午前3時。
私はムクッと起きた。
子供は寝ている。
行ける。
ルアーボックスを適当に準備し、そそくさと現地に向かった。
もうアジも真鯛も狙えないんだから、もう何でもいい。
私は本当に投げやりだった。
現地に着くと、1箇所だけ入れそうな場所が空いている。
急いでその場所を確保し、その場でラインを通していた。
すると、
バシャバシャ
目の前で明らかなシーバスボイル!!
小魚を追いかけまくっていた。
その直後!!
ジーーー
隣の釣り人のドラグが鳴り響く!!
惜しくもランディングに失敗したようだったが、明らかにシーバスだった。
魚は居る!!
海は活性高めだ!!
私はドキドキしながら、ようやく釣りを開始した。
明るくなったらサバ降臨
シーバスは私には来てくれなかった。
しょうがない、ここはシーバスメインの釣り場ではない。
今日の本命はマゴチやから!!
私はワームでズル引いているも、魚からの反応は薄い。
隣はサゴシをポツポツ釣っている。
エソもソゲも釣れている。
私には何もない…
諦めの早い私はマゴチは諦め、メタルジグをフルキャスト!!
この根性無しの性格はいつも裏目に出るのだが、この日は逆だった。
ググっ
来た!!
やっと俺にも来た!!
結構引くな~
サゴシじゃなさそう。イナダ!??
答えは大きなサバでした。
メッチャ引いた…。
この時期のサバは美味しくないのだが、味噌漬けとかなら子供たちも食べてくれるでしょう。
という事でキープし、釣り続行。
もう青物はどこにもいない。
無反応な時間がしばらく続いたので、私は再びマゴチ狙いにシフトした。
乗らないアタリが頻発!!そして遂に…
私はマゴチ狙いに切り替えた。
ルアーはVJ。間違いないルアーだ。
ググっ
!!?
乗らないアタリ。
しかも、この乗らないアタリが頻発する。
ワームが齧られていない為フグの仕業ではない。
ワームがズレたり外れたり、それでも全く乗らない。
なんなの??マジで…
いい加減乗ってくれ!!
段々イライラしてきたが、無限バイトだった為か、ヘボ釣り師の私でもショートバイト後のワームがズレたか否かの手ごたえを分かってきた。
この時はズレていない。
私は気にせずズル引きを続行。
すると…
ガツガツ、グイィーン!!!
乗った!!!
乗ったと同時に『ジーーーーッ』っとドラグが強烈に走り出す。
そして、激しく首を振っている事も分かる。
マゴチだ!!いや、マゴチにしては走り過ぎ!!?
シーバス?ズル引きで??何何何???
首を振っているのだからマゴチ?いや、マゴチはこんなに走らない。
シーバス??ズル引きだったし無いっしょ。しかもエラ洗いしないし。
ワラサとか??いやいや、ズル引きよ??
ヒラメ??こんな首振らないっしょ…
とにかく魚の正体が全く予想が出来ない。
誰なの??全然バテないじゃん。
かなり近くまで寄ってきても、全くエラ洗いしてくれないし下に突っ込むし、全然浮いてきてくれない。
しかし、何度かドラグを出されながらもようやく浮いてきた。
プカッ~~
うぉ!!!マジか!!
マジか!!!
浮いてきた赤い魚体を確認し、一瞬でパニックになる。
無意識に『マジか!!』を連呼している。
多分、いや間違いなく、私の釣り人生で最もパニックになった事だろう。
真鯛はまだバテてない。
私は慌ててドラグを緩め、たも網を準備する。
手が震えているのか上手くできない。
でも、まだ真鯛はここにいる。
何とか準備が出来、ランディングに取り掛かる。
頼む、頼む、頼む!!
運良く真鯛の頭が良い方向に向いていて、奇跡で1発でネットイン!!
真鯛を前に暫く放心状態…、そして帰路につく。
マジか!!マジか!!
もうこの数分間、『マジか』しか言っていない。
でも、ここに横たわっているのは紛れもなく私が釣った真鯛である。
夢ではなさそうだ。
マジか。。。
記念撮影をして血抜きを行った。
まだまだ放心状態が続いている。
もしかしたら、このまま釣りを再開すれば2匹目を釣れたかもしれない。
それぐらい、真鯛っぽい当たりがあったから。
でも、もう心は満たされていた。
というか、パニックになり過ぎて疲れたのかもしれない。
もう、帰ろう…。
私は釣りを再開する事なく、帰る事にした。
鯛尽くしの食卓
子供は初めて見る「よく見る魚」に大興奮だ。
「鯛」って言葉も、私はほぼ釣った事ないのに知っている。
夕飯は文字通り鯛尽くしとなった。
刺身、カルパッチョ、炙り、鯛茶漬け、鯛出汁の味噌汁…。
そして、白子が大量に入っていたので白子ポン酢が絶品だった。
刺身は、子供たちが殆ど平らげた。
もう少し熟成した方がいいかなと思ったのは、次回への課題だ。
次の日は、アラから取った出汁を使った鯛めしが待っていた。
文字通り、鯛尽くし。
真鯛は美味い。本当に美味しい魚なんだと思った。
また釣ってきてね!!
もう一生釣れないよ!!
こんな会話も、この日だけは全然虚しく感じなかった。
まとめ
真鯛が釣れた。
まさかだった。
実は家族には、「真鯛をいつか釣ってみたい。釣れるのは今なんだよ」と言っていた。
でも、説得力なんて皆無。恥ずかしくて他所には言えない。
下手くそな私の、一生の目標の一つだったのかもしれない。
物凄い達成感がそこにはあった。
55センチ。
これが私が初めて釣った、ちゃんとした真鯛。
決して大きなサイズではないかもしれない。
次は…なんて事も、今はまだ考えられない。
でも、やっぱり釣りって楽しい。
また楽しい釣りをしていきたい。
また頑張ります!!
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