22カルディアSWが登場!!
カルディアSW、新登場!!
4000番から18000番までを揃えた充実のラインナップで、シーバスからマグロまで対応するという気合いの入れよう。
実売価格が2万円台~3万円台というSWリールとしては非常にお手頃プライスとなっており、入門SWリールの革命的存在になれるのか注目??
その事について、ちょっと掘り下げてみたいと思います。
- 金属モノコックボディ
- 充実ラインナップ(4000~18000番)
- 亜鉛ギア
- DS5ローター
- パコパコベール
カッコいいデザイン
一言、大変カッコいいですね!!
これは本当に超主観なんですが、デザインに関しては本当にダイワは上手だと思います。
特に、黒と金色の感じが絶妙!!w
まぁ、21カルディアもツインパワーに似ていましたが、22カルディアSWも似てます!!w
いやでも、これは好みの問題ですね。
21カルディアがとってもお気に入りだったので、このリールもきっとカッコいいのでしょう!!
金属モノコックボディ
今回のカルディアSWの最も注目するべきポイントはここだと思います。
『金属モノコックボディ』!!
この価格帯でフルアルミです。
まずは外側の堅牢さを売りにして、入門機としての地盤を築く作戦なのでしょう。
恐らく、開発者の中ではフル金属ボディが最優先事項であったのは容易に想像できます。
私は21カルディアを語れるほどまだ使っていませんので、モノコックボディというのはよく分かっていないのですが、ギアの口径を大きくできる事からトルクや耐久性が増すらしいです。
モノコックボディの信頼性とフルアルミボディを組み合わせる事で、ワンランク上のパワーや耐久性を実現できたことから、カルディアという名前でSWリールに参入する事が出来たのではないかと推測いたします。
ボディ剛性はフルアルミで文句なし、モノコックボディで強力なパワーを備え、入門SWリールとしては盤石の体制で現れたカルディアSWに目が離せません!!
SWにして亜鉛ギア
ここから残念な点について…。
『タフデジギアを採用していて強い』みたいな宣伝文句がありますが、残念ながらギアは亜鉛素材。
救える点としては、亜鉛の中では最もグレードが高い亜鉛を使用しているそうです。
しかしながら、亜鉛は亜鉛です。
決してジェラルミンには勝つことはできません。
亜鉛ギアの耐久性で、ヒラマサとガチバトルを何回行う事が出来るのでしょうか。
一生に一度出会うかもわからない魚と安心して戦えるギアでしょうか。
釣り上げる事は出来たとしても、どのくらい使い続ける事が出来るのでしょうか。
非常に気になる問題だと思います!!
残念過ぎる!!DS5ローター
最も残念な所は、ローター素材ではないでしょうか。
私、15ツインパワーと20ツインパワーを比べた際、ローター素材の差に愕然とした経験があります。
それくらい、ローターの素材は巻き心地やトルク感に直結します。
21カルディアのローター素材はザイオンVです。
ザイオンVは、ネットのレビューを見ていても評価は上々で、最上位のザイオンには劣るもののそれなりの強度を誇っているのは明らかです。
今回、22カルディアSWはDS5ローターを搭載しています。
DS5です!!
カルディアを名乗っておきながら、SWを名乗っていながら、汎用機である21カルディアよりも強度を落として登場しました!!
フルアルミボディにしたことで採算が合わなくなってしまったのは容易に想像が出来てしまいますが、それでも残念過ぎるローター素材。
個人的に、この部分は絶対に譲ってはいけなかったのではないかと思っています。
しかし、ダイワはそれを行ってしまった。
汎用機よりも弱いローターを採用してしまった。
もう一度言います。
ローターが柔らかいと快適な釣りが出来ません!!
本当に残念です。
ベール返りが不安なパコパコベール…
21カルディアでも気になっていたパコパコベール。
ダイワの特徴でもある不安定なベール…。
私の友人は、15ルビアスで何度もベール返りによる高切れでルアーをぶっ飛ばしています…w
経験上、ベール返りは比較的空気抵抗のある重いルアーで発生しやすい印象があります。
大型ミノーやダイビングペンシルなどは発生しやすいのではないでしょうか。
空気抵抗の大きいルアーを振るキャストすると、ロッドの振り抜き速度とルアーの追従のバランスが崩れ、不必要な力や歪みがロッドの一番重いリール部分に集まってしまい、振動や遠心力でベールが返ってしまうのではないかと思っています。
大型のルアー。。。
つまり、SWで投げるであろうルアー達がドンピシャで合致してしまいます。
ベール返りが起こる原因は色々あるとは思いますが、最大の原因はキャスティング技術不足によるものとのことです。
キャスト技術を磨けばある程度は大丈夫とは思います!!
しかし…。
キャストが上手な上級者が、果たしてカルディアSWを欲しがるでしょうか?
このリールを欲しがる層は、きっと入門者も多いと思います。
つまり、キャスト技術が十分ではない人たちです。
そんな人たちが、1個3000円以上するダイペンを付けてフルキャストするんです。
どうなるのか、容易に想像が出来てしまいますよね…。
カルディアSWは、罪深いリールなのかもしれません。。。
シマノのライバル機種
ダイワにとってSWリールの入門機の位置にあるカルディアSW。
実はシマノには同価格帯は勿論、もっと下位グレードにもSWリールが存在しています。
・ストラディックSW
・スフェロスSW
特に、カルディアSWにおいては、価格帯もドンピシャで正真正銘のライバル機ではないでしょうか。
22カルディアSW | 20ストラディックSW | 21スフェロスSW | |
---|---|---|---|
番手 | 4000~18000 | 4000~10000 | 5000~8000 |
ボディ素材 | フルアルミモノコック | 半プラ | 半プラ |
ギア素材 | 亜鉛 | 超々ジュラルミン | 超々ジュラルミン |
ローター素材 | 樹脂素材 | 樹脂素材 | 樹脂素材 |
価格 | 32,000~45,400円 | 32,000~37,900円 | 16,800~18,600円 |
他にも色々あるんですが、ザックリと表にしてみました。
大きな違いはギア素材です。
流石はシマノ、ギアだけは妥協をしていません。
この辺をどう見るかで選ぶリールは変わってくると思います。
10000番を超えるリールが欲しいなら最早選択肢はありませんが、前述のように大型番手になればなる程不安も大きくなるリールではないでしょうか。
まとめ
いかがでしょうか。
私は初めてカルディアSWの文字を見た時、ちょっと気になりました。
良い物なら買おうかと思いました!!
しかし、ローター素材には本当にガッカリしてしまいました。。。
私はそもそも下手くそなので偉そうなことは言えません。
このリールが欲しいと思っている人は、以上の事を踏まえたうえで、実際のインプレ記事を注視していく必要があると思います。
皆様のご参考になれば幸いです。
コメント