【徹底比較】23ヴァンキッシュ vs 23エアリティ、ガチンコ対決！！

23ヴァンキッシュ vs 23エアリティ

釣りフェスティバル2023の幕を終え、余韻冷めやらぬまま早一週間。
大方の予想通り23ヴァンキッシュが発表されましたが、ここにきてまさかの23エアリティが発表されました！！

23セルテートが発表されるとばかり思っていたので、本当にびっくり仰天でございます！！

この23エアリティ、ダイワ最軽量リールという事で、立ち位置的にもシマノの23ヴァンキッシュと全く同じです。
金額もほぼほぼ同じくらい。
スペックもイグジストの技術を継承してガチ路線です！！手を抜いてません！！！

これはもう確信犯でしょう。
ダイワさん、ヴァンキッシュの首を本気で狙ってきております！！

自重の比較

サイズ	23ヴァンキッシュ	23エアリティ
1000番	140g	該当なし
C2000番	145g	145g
C2500番	150g	150g～165g
2500番	165g	165g
C3000番	170g～175g	175g
3000番	185g	185g
4000番	205g	200
C5000番	220g	205
総合判定	超軽い	鬼軽い

23ヴァンキッシュと23エアリティの自重の比較をしてみました。
ダイワとシマノとでボディサイズの表記が異なっておりますので、単純に比較する事は相応しくないのかもしれません。

しかし見てください。
何ですか、これ？？

3000番までは全く一緒の自重。
4000番以降はダイワの方が軽くなっています。
でも、シマノでも十分軽いです！！

自重の勝負は、軽量級では引き分け、重量級ではダイワとなり、ダイワが優勢と判断します！！

技術の比較

シマノとダイワではコンセプトが全く異なっていますので、どちらの技術が優れているかなどの比較は不可能です。
最初に言っておきますが、ここでは２機種の目玉の技術を紹介するにとどめます。

Vanquish特設サイト| シマノ-SHIMANO-

まずヴァンキッシュです。

ヴァンキッシュの目玉は何と言ってもインフィニティループでしょう！！
超密巻きと言われている、スローオシュレートです！！
それに伴うアンチツイストフィンも特徴的です。

また、インフィニティドライブを搭載したことで、巻きの力強さがアップしています。
それと、インフィニティクロスによるギアの歯面の接地面積が向上し、19ヴァンキッシュに比べ耐久性が2倍に強化されております！！

色々と書きましたが、22ステラに搭載された技術が全部乗ってきているようです！！

AIRITY｜DAIWA

対するエアリティの方は、こちらも目玉となっているエアドライブデザインを搭載しています。

エアドライブデザインとは、スピニングリールを構成する主要な４部分、ローター・ベール・スプール・シャフトを根本的に見直し、究極のバランスで組み合わせた技術の事。（だいぶザックリと書きました…）

個人的に特筆するべき点は、リールを持った時に重心が後ろ側に位置し、ローターの向きが上を向いているバランスになっている事です。
これにより、ロッドをリールの手元から支える事が出来、持ち重りの軽減に繋がっていると思います。

元々の自重の軽さと相まって、実釣では一段階上の軽さを手に入れているのではないでしょうか。

色々書きましたが、こちらも22イグジストの技術をほぼ全て乗っていると考えていいと思います！！

パワーの比較

AIRITY｜DAIWA

パワーについては、恐らくエアリティの方が圧倒的に優勢だと思っています。
理由は、ローター素材とモノコックボディの恩恵によるものです。

ヴァンキッシュに関しても、インフィニティドライブの搭載やインフィニティクロスによるギアの接地面の向上でパワーは間違いなく上がっているでしょうが、ローター素材は従来からあるci4+であると推測。

パワーの感触はローター素材に起因するという事を、20ツインパワーで実感しております。
更に言うと、あまり影響が無いことは分かっていますが、ボディも半分ci4+です。

対するエアリティ。
モノコックボディによりワンランク上の大型ギアを搭載。
モノコックボディという事で、ボディ素材はフルメタルです！！
そして、ローター素材はザイオンを選択しています。

ただでさえ、フルメタルボディと大型ギアを搭載し物理的に地力が強いのに、更に硬いと評判のザイオンローターを持って来ているあたり、パワーに関してはヴァンキッシュでは太刀打ちできないと思っています。

パワーは圧倒時にエアリティでしょう。
しかし、恐らくヴァンキッシュとエアリティを比較している人に、このパワーを求めている人は少ないのではないかと思います。
エアリティは『軽さと強さ』を売りにしていますが、ヴァンキッシュは『軽さ』のみです。

パワーを求めるならエアリティ一択、もっと言うと、イグジストやステラも視野に入ってくるでしょう。

耐久性の比較

Vanquish特設サイト| シマノ-SHIMANO-

耐久性に関しては、こちらは圧倒的にヴァンキッシュだと思っています。

私が持っているダイワのリールは21カルディアなんですが、既にギアがコリコリしています。
対して、今まで色々なシマノのリール（エアノスXT～ステラまで）を使っていますが、ギアのコリコリは感じたことがありません。

ネット記事やYouTube等で検索してみても、特にヘビーユーザーになればなるほど、シマノのギアの耐久性の良さが目立つ記事が多く見受けられます。

22ステラと22イグジストを比較しても同様の事が言えると思いますので、恐らくここに関してはシマノが優勢。
まぁしかし、私の様なライトユーザーでは心配する必要が無いと思います。
どちらを使っても、ギアが逝くことは無いのではないでしょうか。

トラブルの比較

ヴァンキッシュで搭載されているインフィニティループ。
所謂、スローオシュレートと言われている技術です。

先行して販売された22ステラでも同じものが入っており、インプレッションを見てみると結構癖が強いようです。
というか、しっかりとラインコントロールをしていないと、ほぼ必ずライントラブル（バックラッシュ）をしてしまうみたいです。
つまり、使い手の技術に起因する、扱が難しいリールのようです。

対するエアリティ。
こちらはエアドライブデザイン搭載で、ベールが変更になっています。

同じく先行して販売されている22イグジストのインプレッションを見てみると、このベールの評判はすこぶる良いみたいです！
シマノのベールのように『カチッ』っと止まってくれるみたいで、長年ダイワのベールに不満があった人でも安心して使えるとか。

当然トラブルの発生も少なく、ライントラブルなどは皆無。

トラブルを比較すると、こちらもダイワが優勢となるのではないでしょうか。

金額の比較

サイズ	23ヴァンキッシュ	23エアリティ
1000番	65,300	該当なし
C2000番	65,300	63,500
C2500番	65,300	64,000～66,000
2500番	66,400	64,500
C3000番	66,400～67,500	65,000
3000番	67,500	65,500
4000番	67,500	66,000
C5000番	68,500	68,000
総合判定	若干高い	若干安い

価格に関しては、2000番ではほぼ一緒。
番手が上がるにつれてエアリティの方が安くなっていきます。（ダブルハンドルの有無で若干前後有）

価格で判断するならエアリティでしょうが、そもそも誤差の範囲だし、販売店の値引き率によっては全く同じ金額になっている可能性もあります。

というか、ハッキリ言って６万円のリールとか、一般感覚で言うと高過ぎです！！
どちらが安いとかないっす。どちらも高いっす！！

この２機種で迷っているという事は、それなりに予算を用意して前々から覚悟を決めている人（私のような人）か、お金持ちの人だけでしょう。
という事で、欲しい方を選びましょう！！

まとめ

いかがでしょうか。

23ヴァンキッシュと23エアリティの気になる点を比較して優劣を付けてみました。
全て私の独断と偏見によるものです！

項目を並べてみると、正直完成度はエアリティの方が高いような気がしてしまいますね。

しかし、どちらのリールも高次元でまとまっているでしょうし、そもそもメーカーコンセプトが全然異なっているリール。
価格帯や立ち位置が一緒なだけで、比べる事なんてできません。

かく言う私、23ヴァンキッシュの4000MHGを予約しております。
エアリティは傍観です。。。

欲しいリールを買いましょう！！！